皮革用塗料にはどんなものがあるか
この記事では、革製品の塗料や助剤の種類をご紹介します。
表面染色用塗料:最も一般的な染料です。
適正染色温度は40~60度で、塗装することで比較的早く革繊維と強く結合し、優れた均染性と紫外線などへの耐久性、耐水性が得られます。
浸透用塗料:上述した表面染色用塗料と比べて革繊維との結合は弱く、染色時間がかかるのが特徴です。
染色時に革にかかる物理的な力(ドラムの回転時間や染色浴の量)により、染料は革の内部に浸透して、内部革繊維を染色します。
しかし耐久性はあまり高くなく、この種の染料を単独で使用することはあまりおすすめできません。
皮革用染助剤の種類
水漬け助剤:革製品の原料の革は、微生物の繁殖を防ぐために乾燥や塩蔵などの方法で水分を減少させています。
そのため、革にこの水漬け助剤を用いて、バクテリアの繁殖を抑制しつつ吸水軟化を促進させて革本来の元の状態に戻す必要があるのです。
染色助剤:革には鞣し方や鞣し剤によって様々な性質があります。
また、革の種類によっても処理方法が異なっており、中には浸透性染料ではなかなか染色できない革や、発色が悪く濃い色に染まらない革、色ムラが出る革などがあります。
こうした染色が難しい革に対して、染料と併用することで染色しやすくする薬剤のことを総称して、染色助剤と言います。
浸透促進剤、増色剤、均染剤、そのほか湿潤堅牢度を改良する助剤などが代表として挙げられます。
脱灰・ベーティング助剤:使用した硫化物、石灰を脱灰剤で迅速に除去して革をもとの状態に戻すと同時に、たんぱく分解酵素(ベーティング剤)により皮の内部に含まれている不要なたんぱく質を除去します。
石灰漬け助剤:吸水軟化した原料の皮は、石灰や硫化ナトリュウム、水硫化ナトリュウムを含んだ液に浸漬して、毛や脂肪、不要なたんぱく質などを取り除きます。
その時に薬品の浸透を促進したり、過度の膨潤を抑えたり、硫化物の使用量を軽減させ、環境に対する負荷を減少させるために使用する助剤です。









